中学3年生の夏くらいに「さあ、いよいよ受験だ」と頑張り始める子供さんや、頑張らせ始める保護者さんがいますが、あまり感心はしません。受験は、受験の際のテストの得点に加えて、内申点も加味して考えられます。通知表の評定によって、それまでの成績の状況はわかってしまいますから、それがあまりにも低いと、その時点で不合格が決まってしまうということもあります。特に、5段階で評定「1」というのは高校では「不可」(単位をとっていない)という意味がありますから、できるだけ避けた方がいいでしょう。

概ね受験の合否判断は学校側に任され、その基準は公表されることがありませんが、どのような基準になっても大丈夫なように中学1、2年のうちから、ある程度の勉強をしておきましょう。通知表の評定は、多く定期テストの点数で決められます。定期テストで得点をとるには、そのテスト範囲においてどんな問題が出題されるかの傾向分析と、その範囲の問題の反復練習が求められますが、なかなか自分ひとりの意志ではできないという人も多いことでしよう。家庭教師はそういう学習の方針を決めたり、勉強の進み具合をチェックしたりするにも大変有効です。

また、家庭教師は週に1,2回というペースで定期的に来ますから、あまりに長期間勉強せず、勉強0の習慣をつけてしまうことも防げます。実は、中1、2年のうちにある程度の勉強をしておくほうが、効率的に成績を上げられます。早いうちから、最低限の備えとして家庭教師をつけておくと安心です。デジタル採点のことならこちら